Welcome to Mix Flavor
1960年代,70年代のアメリカの車や、生活用品のカタログには必ずと言っていい程素敵なイラストが使われていました。それらは商品そのものというより豊かな生活のシーンが実に良い雰囲気で描かれており、幼少の頃TVで観た映画やドラマのワンシーンそのものでした。そんなイラストの演出は場合によっては誇大広告だったかもしれません。実際私も初めて車の輸入プラモデルを手にした時はパッケージの絵の素晴らしさと内容とのあまりの違いにがっかりした記憶があります。(だからといって文句を言う人も少なかったおおらかな時代だったか?) 子供に限らず格好良いもの、美しい物は誰もが憧れるものであり、商品をより良く見せる演出は商品の購入を考えていた人にとっては間違
いなく購買意欲を高めたことでしょう。今の時代、消費者の立場を尊重し
過ぎてか?クレーマーが増えたのか?おしゃれな誇大演出がしずらく
なったとか、内容と違うものを表現出来ないとか、世知辛い世の中
だな〜などと考えたりもします。が、それはそれ、時代のニーズに
合わせ、クライアントの要望に応え制約内でより良い作品を仕上げ
るのも商業絵描きの仕事なんです。
1990年以降、雑誌のカバーイラストの依頼を機にフリーランスのイラスト
レーターとしてデビューする。現在はリアルタッチの乗り物を中心とした模型、トイのボックスアートの他、広告、出版関係、プロダクトデザイン、キャラクターデザイン、プレゼンテーション用スケッチ、時には子供向けのポップなイラストも手がける。
㈲アトリエフレーバー代表、SWASH design所属。
JIA 日本イラストレーター協会会員
AAF オートモビルアート連盟会員
株式会社シュガー登録イラストレーター
2017 Illustrator of the year 受賞
和田隆良 Takayoshi Wada